女子大生あいりのブログ

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【読書記録】「女子のキャリア〈男社会〉のしくみ、教えます」

読書記録


そろそろ就職や将来について考え始める時期だ…と思っていて、タイトルに惹かれたため手に取ってみました。

私は、バリバリ仕事もしたい、でも家族ができたらプライベートも充実させて両立させたいと考えているので、女性の社会進出や働きやすい環境作りについて興味があります。日本は海外に比べて、女性管理職の割合が低いですからね、、。

働くことを考え始めた女子学生や働き始めてからキャリアに悩む社会人にオススメの一冊です^^

※内容に関することをまとめるのでネタバレ(?)を含みます。

「女子のキャリア〈男社会〉のしくみ、教えます」
 海老原嗣生 ちくまプリマー新書 2012年

 

 


1.歴史


1980年代まで、多くの会社が寿退社を前提に女性社員を雇っていました。したがって、女性を長期的に育てていくという考えは根付かず、厳しく指導することもはばかられ、重要な仕事は男性社員に…。

4年制大学に進学する女性は10%強で、ほとんどの人は高卒もしくは短大卒で社会に出ていました。短大を出て、事務職として気楽に働き、結婚して退社。このような働き方を”OLモデル”と呼んだものです。

ではどうしてこのOLモデルが崩れたのでしょう。

それはバブル崩壊です。
多くの企業はいきなりリストラをするのではなく、新規採用をストップして定年退職による自然減員を待つこととなりました。この結果、短大卒業者の就職率がかなり悪化したのです。

そのため、4年制大学の進学率が上昇し、女性の総合職採用も増えていきました。

 

 

 
2.男社会では「特別扱い」を受ける?!


大企業は女性に優しい仕組みを整備しています。その優しさは、女性を腫れものに触れるように特別視しているという意味で、男性と同じ仕事を与えているわけではないのです。

 

例えば、女性に厳しくしたり叱ったりしづらい、夜の飲み会やマージャンなどで親睦を深めることが難しいという男性意見がありました。厳しく指導することで、周囲の女性陣からの人望がなくなることを避けたいという心理から特別扱いしてしまうのではないでしょうか。

 

この特別扱いでは大きく成長することができず、キャリアが磨かれないのです。

 

 

3.女性が働きやすい社会になるためのステージ

 

筆者は、女性が働きやすい社会になるのステージとして、以下のような流れになると本文中で述べています。

①女性が社会でも働けるようにする(単に働ける)

②辞めなくて済むようにする

③女性の意識を変える(キャリアを謳歌する)

④キャリアのブランクを縮める

⑤男性の意識を変える(女性を育成し、重用する)

⑥男性も負担を分かち合う(家事、育児などに男性も参加する)

 

仕事で活躍し、家事育児もおろそかにしないという生活の仕方には無理があるため長続きしないですよね。ここで問題になるのがステージ5の男性の意識です。

 

現在、日本はステージ5、6に差し掛かっているのではないでしょうか。

男性も協力することで女性の社会進出や管理職の増加につながります。

 

 

4.感想

男性に向いている仕事、女性に向いている仕事というのはあると思います。ただ、選択は自由であり、性別関係なく成長できる環境が望ましいと考えます。

 

もちろん、環境があるだけでなく本人にやる気や根性がなければ続きません。この本を読んで、叱られても打たれ強く、根性のある女性になりたいと思いました。部活などで厳しく指導された経験や諦めずに受験勉強をした経験は、きっと活きるだろうな~と信じて頑張ります。

 

誰もが働きやすく、できるだけストレスフリーな生活ができる未来を望んでいます…(^^)/

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